スマホスクール初級編
スマホで防災編
目次
1.スマホで防災しましょう
スマホで防災が必要な理由 …………………………
スマホで防災の便利さ ………………………………
防災にギガが必要な理由 ……………………………
防災アプリの選び方 …………………………………
バッテリーの健康状態 ………………………………
バッテリーの劣化について …………………………
P4
P5
P6
P7
P8
P9
2.おすすめ防災アプリ
Yahoo!防災情報………………………………………
NHKニュース・防災…………………………………特務機関NERV防災 …………………………………地域の防災アプリ ……………………………………LINEの防災機能………………………………………
LINEで安否確認………………………………………
Yahoo!防災速報の設定………………………………
P12
P13
P14
P15
P16
P17
P18
3.スマホの緊急機能
万が一の時のために …………………………………
緊急SOSの使い方(iPhone)………………………ヘルスケア機能の使い方(iPhone)………………緊急SOSの使い方(Android) ……………………
緊急SOSの注意点 ……………………………………
P22
P23
P25
P28
P31
スマホで防災しましょう
スマホで防災しましょう
スマホで防災が必要な理由
私たちの身近にあるスマホは、電話機能以外にも様々な機能を使用できます。リアルタイムで情報を得られるスマホは、災害時にも、情報を瞬時に受け取れる手段であり、従来のラジオやテレビよりも迅速に情報を得ることができます。
スマホを使用すると、災害時に家族や友人との安否確認がすぐに行えます。災害直後には、電話よりもSNSやメッセージアプリの方が繋がりやすいこともあります。Googleマップや災害アプリで避難所の場所をすぐに探せるため、早く安全な場所に移動しやすくなります。
スマホで防災しましょう
スマホで防災の便利さ
スマホでは、通知機能で即時に警告を得ることができるため、突然の災害にも準備をしやすくなります。
災害の種類や地域ごとの状況もわかるので、適切な行動をとる判断材料になります。
さらに、GPS機能で自分の現在地に応じた避難情報を得ることができます。
自宅だけではなく、どこにいても現在地に近い避難場所が探せたり、移動中にも経路案内が受けられるため、安心して避難ができます。
スマホで防災しましょう
防災にギガが必要な理由
緊急時にはインターネット接続が災害情報の生命線です。
災害アプリや地図機能を使うためにはインターネット接続が必要です。ギガを確保することで、緊急情報や安否確認が円滑に行えるため安心感が違います。
災害時にデータ通信ができなくなると、不安材料になるため、十分なギガ数を確保しておくことで必要な時に確実に情報を入手できます。
もしもの時のために、災害時にも使用可能なギガ数があるか料金プランを確認しておきましょう。
スマホで防災しましょう
防災アプリの選び方
防災アプリを選ぶ際に必ずチェックしておきたいポイントがあります。
・信頼できる情報かどうか
・防災に必要な機能があるか
・直感的に操作ができるかどうか
これらを踏まえて選択すると良いでしょう。
アプリとスマホの相性もあるため、ダウンロードするだけではなく、実際に何度かアプリを使ってみて動作確認をすることが大切です。
スマホで防災しましょう
バッテリーの健康状態
災害時にスマホを活用するには、スマホ本体のバッテリーの状態が非常に重要です。
スマホが使えなくなれば、情報収集や安否確認ができず、不安や危険が増してしまいます。
スマホのバッテリーは使い続けると少しずつ劣化するため、長年使っているスマホでは1回の充電で使える時間が短くなることがあります。
災害時に情報を取得したり家族と連絡をする際にバッテリーがなくなると非常に危険です。避難場所や外出先で充電環境が整っていない場合も多いので定期的にバッテリーの状態を確認しましょう。
スマホで防災しましょう
バッテリーの劣化について
スマホに使用されているリチウムイオンバッテリーは、充電を繰り返すことで劣化が進みます。
一般的には500回の充電を経過すると最大容量が80%ほどに低下すると言われています。
1日に1回充電をする場合、約1年半〜2年で劣化が目立ち始めます。
・充電をしてもすぐにバッテリーが減る
・充電が100%にならない
・突然スマホの電源が落ちる
・バッテリーが膨張している などの症状が出たら劣化が進んでいる可能性があります。特に発熱や膨張などがみられると大変危険です。
バッテリーの劣化について
iPhoneではバッテリーの状態を確認できます。
①「設定」を開き
「バッテリー」を
タップします。
②「バッテリーの状態」
をタップします。
80%以下は
バッテリーの
交換時期です
③「最大容量」が80%以上あるか
確認します。
おすすめ防災アプリ
おすすめ防災アプリ
Yahoo!防災速報
Yahoo!防災速報は、緊急地震速報や豪雨予報をはじめ、さまざまな災害情報をプッシュ通知でいち早くお知らせしてくれるアプリです。
現在地と、国内最大3地点の通知が可能なため、移動中や旅行中も安心して利用できます。
アプリ上で、現在地や登録地域ごとに最新の災害情報のほか、災害の種類ごとの避難場所を確認できます。
「豪雨予報」では強い雨が降る前にプッシュ通知があり、ゲリラ豪雨対策など、普段使いにもおすすめです。ハザードマップなど知っておきたい防災コンテンツも充実しています。
おすすめ防災アプリ
NHKニュース・防災
NHKが提供する公式のニュースアプリです。
一般の社会、政治やビジネス、地域などのニュース記事が動画付きで配信されていること以外にも、各地の天気予報、雨雲や地震の発生状況がわかる地図や、洪水リスクなどがわかるハザードマップも確認できます。
警報・注意報のほか、各地で発生した地震の大きさなども一覧できます。
さらに役立つ「ライブ・番組配信」機能では、NHK総合テレビで放送している災害関連の番組がほぼリアルタイムで視聴可能です。
こちらは会費無料で使用することができます。
おすすめ防災アプリ
特務機関NERV防災
特務機関NERV防災アプリは、地震や津波・噴火台風などの自然災害の情報を、利用者の現在地や登録地点に基づき、最適化してリアルタイムで提供する信頼性の高い防災アプリです。
情報は気象庁の気象業務センターから直接受け取っていて、独自で開発した技術によりスピーディに通知ができることが魅力です。音や振動を使わず通知したり、サイレントモードでも強制的にアラームを鳴らしたりと、緊急度によって音の種類を使い分けてくれます。
さらに、災害後の対応にも役立つ機能を備えていたり使いやすさにおいても高評価のアプリです。
おすすめ防災アプリ
地域の防災アプリ
各都道府県にも公式の防災アプリがあります。
・東京都公式:東京都防災アプリ
・新潟県公式:新潟県防災ナビ
・大阪府公式:大阪防災アプリ
・札幌市公式:札幌市防災アプリ
・福岡県公式:ふくおか防災ナビ・まもるくん
など、地域の防災アプリを活用することで地域の細かい情報も網羅できます。
避難所の場所や誘導、案内などの機能も搭載されているため、お住まいの地域のアプリを探してみると良いでしょう。
おすすめ防災アプリ
LINEの防災機能
身近な『LINE』にも防災機能が備わっています。自分の住む地域を登録することで、その地域の災害情報をLINEで受け取ることができます。
避難情報・地震情報・津波予報・気象警報など、9つの防災速報に対応しており、メッセージから速報の詳細を確認することができます。
国内の3か所を登録できるため、勤務先や家族が住む地域の情報も受け取り可能です。
こちらは、LINE公式アカウントの「LINEスマート通知」を友だちに追加することで簡単に利用できます。
おすすめ防災アプリ
LINEで安否確認
大規模な災害が起こった際には、LINEのホーム画面に『LINE安否確認』の項目が出現します。
この機能を使えば、タップするだけでLINEの友だちに自分の状況を共有することができます。
共有方法:
①「安否を報告」をタップします。
②【無事】もしくは【被害あり】から安否状況を選択し、さらにコメントを入力して状況を報告しましょう。
・「詳細を見る」からは、災害に特化したニュースのまとめを確認できます。
おすすめ防災アプリ
Yahoo!防災速報の設定
①アプリを開き
画面の指示に従って
進みます。
②マナーモードでも
鳴らす設定をオンにする場合は
「次へ」をタップします。
③「許可」を
タップします。
Yahoo!防災速報の設定
④「次へ」を
タップします。
⑤地域の設定に進みます。
最大三つまで設定できます。
⑥現在地、もしくは
地域を選択します。
Yahoo!防災速報の設定
⑦「設定」を
タップします。
⑧「始める」を
タップします。
⑨設定が完了し、
災害情報を
確認できます。
スマホの緊急機能
スマホの緊急機能
万が一の時のために
事件や事故など、気をつけていても予期せず危険な状況に陥ってしまう場合があります。
その際に、手元にあるスマホの活用方法を知っておくだけで被害を少なくすることができるかもしれません。
スマホには、あらかじめ備わっている緊急SOS機能で緊急連絡先へすぐに知らせたり、防犯ブザーを鳴らしたりすることが可能です。また、突然意識を失ってしまうような状況でも、スマホのヘルスケア情報を利用して血液型や服用中の薬の状況などを医療関係者に伝えることもできます。
万が一の時に備えてスマホの機能を知っておきましょう。
スマホの緊急機能
緊急SOSの使い方(iPhone)
・iPhone8以降:
本体右側の「電源ボタン」と
本体左側の「どちらかのボリュームボタン」を
長押しします。
・iPhone 7以前:
電源ボタンを素早く5回押します。
「緊急SOS」バーが表示されます。
スライドすると警察の緊急通報センター(112)に通報できます。
この機能はiPhoneがロックされていても使用できます。
緊急SOSの使い方(iPhone)
iPhoneの「設定」から
緊急SOSの起動方法の
設定が可能です。
サイドボタンの長押し、
サイドボタンを連続で5回押すと起動するなど、
条件を複数選択できます。
スマホの緊急機能
ヘルスケア機能の使い方(iPhone)
iPhoneの「ヘルスケア」アプリは、歩数や歩行距離、走行距離などを自動的に記録することができるアプリです。
このアプリにプロフィールやメディカルIDを設定しておくことで、応急手当てに当たってくれる人がパスコードを入力しなくても、ロック画面から重要な医療情報を見ることができます。
血液型やアレルギー、病状、緊急時に連絡して欲しい相手などの情報を確認してもらえるように設定しておきましょう。
ヘルスケア機能の使い方(iPhone)
①ヘルスケアアプリを開き
「概要」から右上の
プロフィールを押します。
②「ヘルスケアの詳細」を
タップします。
③「編集」をタップすると
名前や生年月日、性別、
血液型などを設定できます。
ヘルスケア機能の使い方(iPhone)
①「メディカルID」
を
タップします。
②アレルギー情報や使用中の薬、緊急連絡先などの必要情報を入力します。
③「ロック中に表示」を
オンにして「完了」を
タップします。
スマホの緊急機能
緊急SOSの使い方(Android)
Androidの場合はヘルスケアアプリが入っていないため、メディカルIDはありませんが、ほぼ同様の機能である「緊急情報」を設定することができます。
この緊急情報を設定しておけば、万が一の時にスマホのロックを解除しなくても他の人が緊急通報を行ったり、緊急情報を確認することが可能です。
Androidの場合は機種によって表示や設定の仕方が異なりますが、「設定」の「緊急SOS」「緊急情報」などから設定ができます。
緊急SOSの使い方(Android)
①スマホの「設定」を開き
「安全および緊急」を
タップします。
②「医療情報」を
タップします。
③右上の鉛筆マークを
タップします。
緊急SOSの使い方(Android)
④健康状態やアレルギー、服用中の薬などの
情報を設定できます。
⑤手順②の「緊急連絡先」から連絡先情報を
設定します。
⑥グループや
メンバーを追加すると
完了です。
スマホの緊急機能
緊急SOSの注意点
緊急SOS機能は、スマホのロックを解除しなくても誰でも閲覧できる機能です。
便利な反面、盗難や紛失の際には個人情報を確認できてしまうというリスクもあります。
「名前」や「住所」情報を入力するメリットやデメリットを理解した上で操作するようにしましょう。